太古の昔に購入したGoogle AIY Voice kit(v1)を再利用してみました。
Google AIY kitとは?
Googleが開発したRaspberry Piを使った学習キットで、いわゆるAIスピーカーを自作するVoice kitとカメラで撮ったが物体を認識するVision kitがありました(AIY Projectsのページ)。AIYはAIとDIYをかけ合わせた造語だと思います。私が購入したのはVoice kitの方で、前述のプロジェクトページにあるRaspberry pi Zeroを使ったバージョンではなく、Raspberry pi 3Bを使用したバージョンの方でした。

完成するとGoogleアシスタントと同じように利用できる装置が出来上がりました。ここから、各自色々改造してみてねといった感じだったのですが、当時の私は開発に使用するPythonをよくわかっていなかったりでそのままになっていました(今もPythonをよくわかってはいませんが)。
こいつをどうしたものかと
このキットに使用されていたRaspberry OSのバージョンはBusterでさすがに古く、ソフトウェアのアップデートも厳しくなってきました。これはもう分解して違う用途のサーバーなどに使おうかとも思っていたのですが、とはいえせっかくのスピーカーとか専用のHATもなにかに使えないかと考えていました。そんなときに別のRaspberry piの/boot/firmware/overlays/
を眺めてみると。

しかもこのディレクトリにはREADME
ファイルがあり、その中にはこのHATの使い方もありました。
Name: googlevoicehat-soundcard
Info: Configures the Google voiceHAT soundcard
Load: dtoverlay=googlevoicehat-soundcard
Params: <None>
設定はこちらを参考にしました。具体的には
sudo sed -i -e "s/^dtparam=audio=on/#\0/" /boot/firmware/config.txt
オーディオジャックからの出力を停止dtoverlay=googlevoicehat-soundcard
を/boot/firmware/config.txt
に追加
今回使用したHAT以外にも有名所のDACとかいろんなものがあるので、色々調べてみようと思います。
AYI Voice kitの転生先は?
そんなときにみつけたのはShairport-sync、なんでもAirPlay対応のスピーカーに返信させる事ができるそうです。コイツのビルドやセットアップには手こずりましたが、なんとか利用できるようになりました。

1番下にあるように「AIYkit」という名前でAirPlayスピーカーとして選択、再生できるようになりました。
今後はどうするか?
AirPlay対応スピーカーに転生しましたが、音質としてはさほど良いものではない可能性があります。その場合はインターネットラジオなどを聞くためのスピーカーにしようかと思っています。あと、ボタンとか、マイクの利用方法も調べていこうと思います。
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