発売開始と同時に購入していましたが、なかなか手をつけられなくてやっと組み立てできましたので使い勝手など書いてみます。
組み立て
結構たくさんの部品やネジが有りますが、説明書は丁寧なのでゆっくり組み立てていけば出来上がると思います。
組み立ての目安時間は30分とありましたが、私はのんびり1時間ぐらいかけて組み立てました。

カメラのつくりについて
部品の使い方や組み立て方を見ていると前作?の二眼レフカメラを引き継いでいるようですが、改善された点もあります。その一つがフィルムカウンター。二眼レフカメラではフィルムがこれ以上巻けなくなったらおしまいみたいなアバウトさでしたが、今回はちゃんとカウンターがあるので残り枚数を意識しながら撮影できます。
三脚取り付け用のネジ穴もちゃんとあります。今回はカメラの下側にあるので違和感なく使えると思います。

そのほかに1枚目の写真のようにフィルムが露光する部分が曲面になるように作られています。これは「写ルンです」でも採用されているらしい一枚レンズでの周辺の画像流れを抑えるための仕組みだと思います。ただし、実際撮影した写真を見るとあんまり効果がないような気がします。
撮影はどんな感じ?
絞りを指定

絞り値はF6.4、F16、F100(ピンホール)の3種類。
距離合わせ
続いて、被写体との距離に合わせてレンズを回します。レンズの距離目盛りは30cm、50cm、1m、2m、3m以上の5箇所。目盛りを合わせて、その距離にカメラを移動する方がやりやすいかと思います。
構図を決めて撮影

ファインダーの枠の上下に黒いポッチが二つずつ有りますがこれはハーフサイズで撮影する時の目安です。
チャージレバーを倒してチャージして、シャッターレバーで撮影
最後にフィルム巻き上げ。
フィルムを巻き上げないで続けて撮れば多重露光。その他にも長時間露光やピンホール撮影などもできますが、この辺は省略。
撮った写真







考察
使われているレンズは焦点距離30mmのプラスチックの1枚構成です。そのため、画面中央以外はピントが合わず、周辺は像が流れてしまいます。これを緩和させるためにフィルムを湾曲させているようなのですが、その効果は今ひとつなように感じます。
それから、ファインダーを覗いた時の感覚はファインダーの画角が30mmではなく50mmぐらいではないかという事でした。説明書によるとファインダーにはなるべく眼を近づけて覗き込むようにあります。私は眼鏡をかけているので(ド近眼)必然的にファインダーから目が離れてしまいます。その結果画角が狭く見えてしまうようです。ファインダーは目安程度ということにします。
コメントを残す